垂直磁場対応
概要
機械式冷凍機を用い、安全かつ簡便に極低温の測定環境を実現する最も基本的な極低温プローバーです。液体冷媒を一切使用せず、いつでも必要な時に温度域 9K以下~300Kの測定環境を得ることが出来ます。信号系は長年培ったノイズ低減技術を用いフェムトオーダーの微小信号も検出可能な仕様となってします。
また液体He溜め込み方式のSCMを内部に設置し垂直方向に1.0T以上の磁場印加が可能です。
仕様
項目 | GRAIL 10-305-X-LV-SCM |
機器構成 | 極低温プローバー本体×1式 He圧縮機ユニット×1式 SCMユニット×1 |
プローバー本体概略寸法 | 960(W)×720(D)×1300(H) (保護バンパー含まず) |
重量 | プローバー本体:750kg程度 He圧縮機ユニット:92kg |
冷却方法 | 試料部:機械式2段4k冷凍機 (形式:SRDK305) 圧縮機空冷方式 SCM:液体ヘリウム溜め込み方式 |
測定温度範囲 | 10K以下~300K |
測定可能エリア | 20mm×20mm以下 |
最低温度までの冷却時間 | 150分以内(15Kまで) |
温度安定性 *1 | 10K~RT:±0.2K |
測定ノイズ | ±100fA以下 |
試料ステージ振動量 | 弊社環境測定値 ±2μm |
プローブ数 | 0~6本 |
プローブ移動量 | X軸:50mmFS Y,Z軸:25mmFS |
信号コネクター | TRIAXコネクターX(プローブ数+1) *2 |
SCM(超伝導マグネット) | 垂直方向磁場 ±1.0〔T〕以上 磁場均一性 :Φ10mm内 0.5%以内 バイポーラ電源 単相200V 10A |
*1):Siセンサー使用時
*2):+1はバックゲート用